こんな私は逝ってよしとも、とか
仕事帰り、昨日と全く同じコース。タワレコでCDとDVD1枚ずつ買ってから、書店Lへ。今日は財布に金が入ってるので、少しのんびり。小説コーナー、たった2つしかない日本文学男性の棚に、おぉ、探してた矢作俊彦「ららら科學の子」が。うれしい。さらにマンガコーナー、昨日は気づかなかったけど、諸星先生の名作「マッドメン」、なんと、集英社版と秋田書店版と2種類が置いてある。すばらしい、なんて素晴らしい本屋なんだ、ああ~ここに住んでしまいたいっ、とか一瞬思ってしまう。ほかにも、そそる本がいろいろある。とりあえずお楽しみは後に取っておいて、矢作本含め活字本2冊を購入。
(マニアなら周知だろうが、「マッドメン」は実に多くのバージョンがあり、少なくとも4つの出版社から出され、内容も異なる。内容はおおざっぱに分類すると2種類に分かれ、その大きな違いは、第1話のラストが全然違うことと、それと絡んだエピソード1話分収録の有無。その他細かな書き換えは多数。私は集英社・秋田書店版と中公文庫版の3つを所有。詳しくはこちらとか参照を)
さて昨日の続き、よしもとよしとも「青い車」の感想。しみるなあ。
話そのものは、乱暴に言い切ってしまえば、青春時のよくある焦りやら苛立ちやら諦めやら後悔やら、を、淡々と描いた作品にすぎない。
よしもとよしともは、やはり大友'sチルドレンだと思う。それは、よしもとが実際にどれくらい大友に影響を受けたか、ということとは関係ない。大友の登場によって出現した、一定数の「コマの余白に意味を見いだしてくれる読者」の存在が、よしもとを受け入れ評価する土壌になった、ということだ。
ただ青臭く、稚拙で、自意識過剰な恥ずかしい青春小説の類と、よしもとの作品を決定的に分けているのは、きっとその一点なのだ。空の白さがしみる作品。
あ、昨日「長くなりそう」とか書いた割に感想短いな。


Comments
はじめまして。他のページで内田善美先生について書いていらっしゃったので色々拝見させていただきました。語り口が面白くて楽しいです。
諸星大二郎先生の作品はちくま書房の「完全版マッドメン」第四刷しか持っていないのですが、バージョンが違うなんて知らなかったのでつい感動してコメントしてしまいました。(ずいぶん前の記事なのにコメントしてもよかったですか?。不都合があったらすみません・・・)
諸星先生に関する熱い思いが伝わります。他の作品も読んでみたくなりました。「マッドメン」を読んだ時に感じた、背中を刺すような衝撃とじんわりずしんといつまでも心に響き続ける読後感。きっと他の作品でも味わえると思うと楽しみです。
Posted by: bookyo2 | 2005.01.11 at 04:25 PM
コメントどうもです。はじめまして。
ちくま版といえば、「鳥が森に帰る時」が収録されてる方ですね確か。(あ、コメントは少々古いエントリに関するものでも全然かまいませんよ)
これから他の諸星作品を読まれるとのこと、実にうらやましいです。『暗黒神話』や続く『孔子暗黒伝』、そして名作中の名作「生命の木」も入った"妖怪ハンター"シリーズ、その他多彩な現代SFや神話系の作品、さらには独特な諸星ギャグの世界、最後にドンと控える『西遊妖猿伝』。とことん楽しめそうですね。(と、ちょっと布教モードで煽ってみました(笑))。
Posted by: んばぎ(一知全解) | 2005.01.12 at 03:59 AM